遠藤和希
音楽の祭典「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」が、今年は8月19日~9月6日に長野県松本市で開催される。9月の公演には、世界的指揮者の小澤征爾さんと交流を深めてきた作曲家で、「スター・ウォーズ」などの映画音楽を手がけたジョン・ウィリアムズ氏を指揮者に迎え、8月の公演では市民ら100人規模の合唱団も舞台に立つ。
OMFは1992年に始まった「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」が前身。小澤さんが総監督を務め、2015年にOMFと改称された。
8月25日と27日の大型公演で「サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)」の指揮を務めるのは、フランス出身の気鋭の指揮者、ステファン・ドゥネーブ氏。実行委員会によると13年のオペラでフェスティバルに初出演したドゥネーブ氏は、20年のOMFに出演予定だったが新型コロナの影響で中止に。満を持しての出演になるという。
続く9月2日には、小澤総監督と半世紀にわたって親交を深めてきた米国のウィリアムズ氏がSKOを指揮する。
実行委広報担当の関歩美さんは「昨年は3年ぶりの開催で、『待っていたよ』と声をかけてもらうなど温かく受け止めて頂いた。今年も国やクラシック音楽界などのコロナ対応指針に沿って運営する」と話した。
今年のOMFの詳細は随時発表され、6月10日からチケットが販売される。(遠藤和希)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル